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某社で教わったWeb業界ポジショニングマップが秀逸だった件


Web系企業 ポジショニングマップ
先日、極めて高い利益率を誇る某Web業界の巨人に訪問し、人事責任者の方からざっくばらんにお話を伺う機会があった。その際、弊社の優秀なコンサルタントからの「D社やK社といった技術力の高い企業との立ち位置の違いは?」という質問が引き金となり、左図のようなポジショニングマップを見せて頂いた。











(特に)何を重視するかという軸で、売上かユーザーか、また組織のカルチャーの軸としてロジカル系かパッション系か、という切り口で分けるというものだ。この図に企業を大まかにプロットしてみると、下記のようになる。

各セグメントの特徴として、

①売上重視・パッション系は、体育会系、和気藹々、営業会社的というイメージだ(あくまでイメージ)。

②売上重視・ロジカル系は、いかにユーザーに多く課金させるか、ガチャとか射幸心煽って良い作戦じゃないか?というイメージ。

③ユーザー重視・ロジカル系は、ユーザーの視点にたって、長く使ってもらえる良いサービスって何だろうか?ということを緻密に考えているイメージ。


④ユーザー重視・パッション系は、いかにユーザーに「面白!」って思ってもらえるか重視だ(イメージ)。

このポジショニングマップが秀逸だと思った点は、採用競合からの口説き方に使える点、および自社にフィットしそうなタイプの人材が見つけやすい点だ。

それぞれの軸(特徴)には、何らかのメリット・デメリットが内包されているはずだ。たとえば、売上重視の企業は、「ビジネスセンスを磨ける」「稼げる」というメリットもあれば、「本当に世の中(人)の役に立っているサービスを提供しているのだろうか?」というネガティブな見方もできる。

候補者を口説く際、そういったデメリットを逆手にとって、「うちはそうではないですよ」と伝えることでフックをかけることができる。

また、別の見方としては、対極にある象限(①・③および②・④)は、そもそもフィット感が低いと言える。実際、③にあるその巨人は、R社出身者とはまったく合わないらしい。

こういった地味だけど切れ味の良いマトリクスを思いついた人事責任者は、すごい人だと思った。