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日本独自のシステム 新卒一括採用の今後

本日のWall Street Journalでは、アメリカの新卒学生の就職状況について、
以下のように記載しています。

2009~11年度に大学を卒業した者のうち卒業後1年以内に正規雇用先を見つけた者は49%にとどまり、06~08年度の大卒者の場合の73%から大幅に低下した。米国も厳しい就職戦線 大学生大半は就職せずに卒業-The Wall Street Journal

日本の場合、2011年3月卒の新卒の就職率は91.0%なので、
アメリカに比べると、日本の状況はずいぶんと良いように見えますが、
これは日本「特異」である、新卒一括採用の影響が強いと言えます。

リクルートワークス研究所の村田氏は、日本と英米の新卒採用事情の
最も大きな違いは、「新卒者を特別視しない」ことにあると述べています。

つまり、新卒といえども既卒と区別なく、「エントリーレベル」として
職務経験が少ない、もしくは未経験者としての採用枠に充て、
同等の立場で選考を行うのです。

そのため、海外では、新卒にも中途と同じく即戦力性が求められ、
その判断のため、一流企業を初め、多くの企業ではインターンシップを通じて
採用を行っています。

日本でもジョブウェブを始め、インターンを通じた採用が活発になっていますが、
短期ではなく3ヶ月〜など、中・長期のインターンシップが海外では主流です。

私の現職でも積極的にインターンシップを受け入れていますが、
インターン中の学生が活躍している姿をみると、まさに社会人顔負け、
といった感じです。

日本の新卒ブランドは未だに健在ですが、大学の9月入学を契機に、
徐々に新卒一括採用の体制は崩れていくのではないかと思っています。