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前アップル日本代表前刀氏の著書が秀逸な件

前アップル日本法人代表取締役で、リアルディア社長の前刀禎明氏の初著書『僕は、だれの真似もしない』を読んだ。前刀氏が実践している「セルフ・イノベーション」のやり方のヒントを、自身のこれまでの経験をもとに詳述している。



ソニーベイン・アンド・カンパニーウォルト・ディズニー→AOL→ライブドア創業→アップル日本代表、という華々しいキャリアを積み重ねてこられた同氏の生き方の軸とも言うべきセルフ・イノベーションの実践方法は、どなたにとっても興味深いものであろう。詳細はぜひ本書をお読みいただきたいが、主なメッセージとしては、「感性」を磨き、自分自身の軸・価値観(物事の見方、捉え方、発想の仕方)をもつことが大切だ、ということであったと、私は捉えている。


実は、僕は前刀さんと過去に一度お会いしたことがある。といっても、学生のとき、小杉俊哉先生の講義「リーダーシップ論」のゲストスピーカーでいらっしゃった際に、偶然講演を聴いただけではあるが。

当時はアップル社を退社され、まさに肩書きのない「前刀禎明」さんとして、リーダーシップとは何かについて話されていた(と記憶しているが、内容はほぼ覚えていない)。

メラビアンの法則ではないが、話の内容よりも、視覚に訴えるプレゼンテーションのスライド(iPod miniのマーケティングの関する資料など)、何よりも前刀さんのとてもポジティブで話し方、小杉先生も言うように「すごくカッコいい」スマイル、人柄など、彼自身に強く惹きつけられてしまった。まるで、「オーラ」のある人間とはこういう人なのか、と思うくらいに。

与えられた質問タイム際に、当時NPOに心酔していた私は、「NPOが経営するにあたって気をつけるべき点はなにか?」などという明らかに的外れな質問をしてしまったが、的確に答えて頂いたのを覚えている。

本書を読んで、感性を磨く(自分にとっては海・ヨットだと理解している)という、一見ビジネスとは疎遠な所作を、継続して行っていこうと思った次第である。