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ベンチャー企業で事業開発に奮闘する井口和宏のblogです。

「成長可能性に関する説明資料 AND 社名」で検索すると、色んな上場企業の事業計画書が見れる件



事業計画書や新規ビジネスプランを作成してみたい!」と考えた際に、何か参考になる資料はないか?とネットや関連書籍を探すことが、しばしばあると思う。

評判が高い書籍の1つは、ライフネット生命保険の岩瀬さんの著書『132億円集めたビジネスプラン』である。実際に投資家から出資を受けるためのプレゼン資料の一部が記載されていることは興味深いし、新規ビジネスを発想する上でも、その考え方が細かく記載されている点も勉強になる。たとえば、「大きく成長するベンチャーの3条件」を引用したい。


①「誰もが日常的にやっていることを対象にせよ」
 →市場が大きいこと 
②「そこで多くの人が不便や面倒を感じていることを対象にせよ」
 →市場に大きな非効率が存在すること
③「その不便さを解消する新しいソリューションが提供できること」
 →技術のブレークスルー、規制緩和などの環境変化があること

ライフネット生命保険の場合、①生命保険業界の市場が40兆円を超えていること ②押し付けがましい保険のセールスが蔓延っていること、またはそのようなイメージがあること ③ 規制緩和によって価格競争ができるようになってきたこと 等が本書では挙げられている。



ただ、「考え方は分かった。しかし、実際のプレゼンのスライドをもっと見てみたい。」というニーズは一定数あるのではないかと思う。そんな時は、

成長可能性に関する説明資料 AND 社名

で検索すると、事業計画書作成に関する何らかのヒントが得られるのではないだろうか。
※ANDはスペースです、念のため


そもそも、この「成長可能性に関する説明資料」とは、東証がマザーズに新規上場する会社に対して、その上場日当日に、自社の成長可能性に関する事項の開示を求めている資料であり、実質的には、主幹事証券のチェックを受けて作成するものだ。したがって、マザーズに上場している企業すべての成長可能性に関する説明資料が、ネット上で見ることができる(と思う)。


盛り込むべき主な内容は、以下の通りである。


  • 会社概要
  • 事業環境
    • 市場規模、業界の状況(トレンド)
    • 顧客数の動向
  • ビジネスモデル

いくつか読んだ中で、興味深いと思った資料をピックアップしたい。


ライフネット生命保険
・お手本のようなスライド。おそらくコンサルファーム出身者が作成している。というか、岩瀬さん作かも。
・ブランドのポジショニングマップ等、ビジュアル(グラフ含む)+文字説明のバランスが良く、分かりやすい。


オウチーノ
・今後の成長戦略の部分が、過去・現在・未来の道筋とリンクしていて分かりやすい。


シグマクシス
・なぜか競合のAB社を想起させるヨットの表紙。
・基本的には、自社HPの写しで、あまり面白みが感じられなかったのが正直なところ。本家のコンサルの人の資料がこれかと、ある意味興味深い。

まぁ、知ってる人には「そんなの当たり前でしょ」と突っ込まれそうだが、気になる企業の事業計画書(?)がさっと見れて面白いかと思う。